ジェルの開発秘話②
製作の目途が立たないまま半年が経過しました。
「販売価格が高くてなってもいいなら、成分を妥協してもいいなら」、とっくに製造できていたのですが、それは理想の商品ではありません。
また、小さな会社なので製造数が多くなってしまうと資金面も苦しくなってしまいます。
毎日途方に暮れていた2017年某日、電車で1時間30分、駅からバスで30分かけて、埼玉県入間郡に向かいました。
数十社目の製造メーカーであるM社との商談のためです。
会議室で待つこと数分、入ってきたのは営業担当者ではなく、社長、専務、工場長でした。今までにない好待遇に「今度こそ!」と期待したのもつかの間、
「御社の求める成分、金額、製造数では難しいですね」
と、言われてしまったのです。
「またダメか…」と落胆していると、
「しかし、私たちは御社の熱意に共感しました。これほどまで商品にこだわる方も珍しい。ぜひ、一緒に良い商品を作りましょう。」
と、とても嬉しい言葉を掛けていただきました。
内緒ですが、あまりの嬉しさに帰りのバスで号泣してしまったのは良き思い出です。
そこから製品化するまで紆余曲折あったのですが、長くなってしまうので、また別の機会にお話しいたします(笑)。
これからも妥協せず、良い商品のみを提供しますので、ヴィオーラにご期待ください!